2017年9月23日土曜日

日本HP 15.6インチ・ノートPC「HP Pavilion Power 15」レビュー(3) ベンチマークテスト


レビューその1その2からのつづきです。 今回はベンチマークソフトを実行してみました。 ついでに実際の作業に関係する、ファイルのコピーや動画のレンダリングにかかる時間を測定してみました。 どのテストもスタンダードPCという位置づけとは思えないほど優秀な成績でした。


ベンチマークソフトを実行


まずは内蔵SSD(NVMe M.2)とHDD(7200回転)の速度をCrystalDiskMarkで計測してみました。 SSD(上左図)の読み込みのトップスピードは3GB/s超え! これ以外にも全体的に速いです。 実際にファイルコピーテストしてみたら、今までお借りしてきたPCの中でも1位2位を争う速さでした(後述)。


内蔵HDD(上右図)もHDDとしてはなかなかの速度です。 SSDの速度と比べてしまうと月とスッポン状態になりますけど(汗)



2Dグラフィックに関してはテストできませんでした。 250%表示のままテストを実行したせいかな?と、機材を返却した今にして思いました(汗)


■ CrystalMark の使い方
「Mark」…ベンチマークの合計です。
「ALU」…CPU性能に関するベンチマークです。整数演算速度。
「FPU」…CPU性能に関するベンチマークです。浮動小数点演算速度。
「MEM」…メモリ性能に関するベンチマークです。
「HDD」…ハードディスク性能に関するベンチマークです。
「GDI」…2Dグラフィックス性能に関するベンチマークです。
「D2D」…2Dグラフィックス性能に関するベンチマークです。DirectDraw
「OGL」…3Dグラフィックス性能に関するベンチマークです。OpenGL


他のPCのベンチマークテスト(参考)
Quadro P4000 搭載 クリエイター・エンジニア向けPC「DAIV」
■ 17.3インチ ゲーミングPC「NEXTGEAR-NOTE i7901GA1」
■ 「Quadro M2000」搭載クリエイター向けパソコン「raytrek LT M2」
13.3インチ 2in1 モバイルノートPC「HP Spectre x360」
15.6型オールインワン・ノートPC「m-Book F シリーズ」


FFベンチマークソフト


「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークソフトを実行してました。 画面解像度 1680 × 1050 ピクセル、最高品質モードでは「とても快適」という結果でした。 スタンダードPCという位置づけなのに、ゲームもプレイできるなんて最高じゃないですか!


画面解像度を4K(3840×2160)にするとスコアはガクッと落ちます。



ちなみに画面は標準設定の250%拡大のままテストしました


動画レンダリング速度


スマホで撮影した4K(3840×2160:30fps)動画を映像編集ソフト「VEGAS PRO 14」に取り込んで編集しレンダリングにかかる時間を計測してみました。


出力はMainConcept AVC形式です。「MainConcept AVC」形式を選択した理由はコレ(下記)です →「価格.com - 『対応のグラフィックボードは?』 SONY Media Software Vegas Pro 13 のクチコミ掲示板
Vegas Proにおいては、GPUが使用できるのは、その出力形式がMainConcept AVCSony AVCの2つ
ですが・・・GPUよりも、CPU性能のほうが重要だと前回のテストで判明しちゃったので、このテストもなかなか微妙ですね(汗)


気を取り直しまして、1分14秒4K動画のレンダリングにかかった時間は・・・



8分26秒でした。 デスクトップPCには負けるものの、健闘しているんじゃないでしょうか。


比較参考(同じ条件で同じ動画をレンダリングしたときの作業時間)
AMD Ryzen 7 1700X搭載「NEXTGEAR-MICRO am540」 3分11秒
・ Quadro P4000搭載クリエイター向けデスクトップPC 5分1秒
・GeForce GTX 1080搭載NEXTGEAR-NOTE i7901GA15分5秒
raytrek LT M26分14秒
・ 13.3インチ 2in1 モバイルノートPC「HP Spectre x360」15分1秒



ついでに解像度1920×1080ピクセルの20分15秒の動画を編集しレンダリングしてみました。 出力形式は上と同じくMainConcept AVCです。



結果は37分でした。 ちなみに同じ動画を Quadro P4000 搭載 クリエイター向けデスクトップPC でレンダリングすると26分13秒、 raytrek LT M2(Quadro M2000搭載機)では33分13秒かかります。


Photoshopのフィルター処理時間


Photoshop CC (11050×14013ピクセルの画像にスマートシャープを適用)

大きな画像にPhotoshopでフィルターをかけてみました。 結果は、約6秒 でした。 


比較参考
■ ゲーミングPC「NEXTGEAR-NOTE i7901GA1」 1~2秒
■ 「Quadro M2000」搭載PC「raytrek LT M2」 8~9秒
AMD Ryzen 7 1700X搭載「NEXTGEAR-MICRO am540 」 約3秒


ファイルコピーテスト


上図のファイルをコピーにかかる時間を測定してみました。 結果は・・・


5秒 でした。 今までテストしてきたPCの中では最速です。


比較参考(同じ条件でテストしてみた結果)
Quadro P4000 搭載クリエイターPC「DQZ510H2-SH3 シリーズ」 約8秒 
raytrek LT M29~12秒
NEXTGEAR-NOTE i7901GA1: 8~16秒
・ 13.3インチ 2in1 モバイルノートPC「HP Spectre x360」8~12秒



次に1.12GBの動画ファイルを10個まとめてコピーしてみました。


結果は・・・ 約41秒 でした。 細かいファイルのコピーは速かったのに、大きいファイルのコピーには意外と時間がかかりました。


比較参考(同じ条件でテストしてみた結果)
Quadro P4000 搭載クリエイターPC「DQZ510H2-SH3 シリーズ」 約1分44秒
NEXTGEAR-NOTE i7901GA1:約6秒
・ 13.3インチ 2in1 モバイルノートPC「HP Spectre x360」:約27秒
raytrek LT M2:約52秒



その4へつづく
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リンク さくら
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