とくみつ録。: 15.6型オールインワン・ノートPC「m-Book F シリーズ」レビュー（３）　ベンチマーク

15.6型ノートPC m-Book F シリーズ（MB-F575SN1-SH2）　mouse

レビューその１、その２からのつづきです。　今回は「m-Book F シリーズ（MB-F575SN1-SH2）」のベンチマークをとってみました。

ベンチマークソフトを実行

搭載しているSSDは、SanDisk製の「SD8SNAT256G1122」です。　速度は、CrystalDiskMark によると、連続読み込み：485.6～541.8MB/s、連続書き込み：229.3～326.3MB/s。　連続書き込み速度はSSDとしては若干遅めですが、実際に使ってみると、OSやソフトの起動など十分速く、レスポンスも良いです。

■ CrystalDiskMarkの使い方とスコアの見方と目安 | ゲームPCバンク

CrystalMark 2004R7で測定

CrystalMark 2004R7でもベンチマークをとってみました。　CPU、グラフィックともに「HP Spectre x360」と同じなので、そこは似たようなスコアになりました。

■ CrystalMark の使い方

「Mark」…ベンチマークの合計です。
「ALU」…CPU性能に関するベンチマークです。整数演算速度。
「FPU」…CPU性能に関するベンチマークです。浮動小数点演算速度。
「MEM」…メモリ性能に関するベンチマークです。
「HDD」…ハードディスク性能に関するベンチマークです。
「GDI」…2Dグラフィックス性能に関するベンチマークです。
「D2D」…2Dグラフィックス性能に関するベンチマークです。DirectDraw。
「OGL」…3Dグラフィックス性能に関するベンチマークです。OpenGL。

他のPCのベンチマークテスト（参考）
■ 17.3インチゲーミングPC「NEXTGEAR-NOTE i7901GA1」
■ 「Quadro M2000」搭載クリエイター向けパソコン「raytrek LT M2」
■ 13.3インチ 2in1 モバイルノートPC「HP Spectre x360」

ゲームのベンチマーク

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターベンチマーク

「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークソフトを実行してみました。　画面解像度 1280 × 720 ピクセルの高品質モードでは「普通（標準的な動作が見込めます）」という結果でした。

高品質モードにしたら、評価が「設定変更を推奨」とワンランク下がりました。　このマシンで最先端のPCゲームをプレイするには荷が重い感じです。

4k動画をレンダリング

スマホで撮影した４K（3840×2160：30fps）動画を映像編集ソフト「VEGAS PRO 14」に取り込んで編集しレンダリングにかかる時間を計測してみます

出力はMainConcept AVC形式です。　1分14秒の動画のレンダリングにかかった時間は・・・

16分45秒でした。　「HP Spectre x360」と同じ感想になりますが、動画のレンダリングはデスクトップPCに任せたほうが良さげです。

比較参考（同じ条件で同じ動画をレンダリングしたときの作業時間）
・NEXTGEAR-NOTE i7901GA1：5分5秒
・raytrek LT M2：6分14秒
・ 13.3インチ 2in1 モバイルノートPC「HP Spectre x360」：15分1秒

ファイルコピーテスト

上図のファイルをコピーにかかる時間を測定してみました。　結果・・・

約14秒　でした

結構速いです。　高速SSDを搭載したPCと比べても遜色のない結果です。

比較参考（同じ条件でテストしてみた結果）
・raytrek LT M2：9～12秒
・NEXTGEAR-NOTE i7901GA1：　8～16秒
・ 13.3インチ 2in1 モバイルノートPC「HP Spectre x360」：約8～12秒

つづいて、1.12GBの動画ファイルが10個入ったフォルダー（合計11.3GB）をコピーしてみました。　結果・・・

1分9秒でした。

このテストではSSDの速度が、結果に直接反映された形となりました。

比較参考（同じ条件でテストしてみた結果）
・NEXTGEAR-NOTE i7901GA1：約6秒
・ 13.3インチ 2in1 モバイルノートPC「HP Spectre x360」：約27秒
・raytrek LT M2：約52秒

・その４へつづく
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