とくみつ録。: 「Cintiq Pro 13」レビュー（４）　約1ヶ月使ってみた感想

レビューその１、その２、その３からのつづきです。　「Cintiq Pro 13」を購入してそろそろ1ヶ月になります。　毎日仕事にバリバリ使ってます。　予定にないお買い物だったのですが、描き心地が良く、今までの環境より快適になったので満足してます。　お気に入りです。

今まで21.3インチのCintiqを使ってきたので、最初は画面が小さくなってしまったことに戸惑いました。　しかし使っていたらすぐに慣れました。　逆に小さいおかげで机を占領しませんし、目の前の視界がひらけたので物理的な意味で快適です。　画面の小ささは、もうひとつのモニターを接続してデュアルモニター環境にすることでカバーしてます。　消費電力が低いので、モニターを2つ点灯しても（9W+35W）、今まで使ってた Cintiq（53W）1台分よりも省電力です。

以下は2017年3月6日時点の感想です。　今後、ソフトのアップデートなどで使用感は変化する可能性があります。　ご了承ください。　PC環境はWindows10、使用ソフトはPhotoshop CC です。

Photoshopでお絵かきテスト

タッチ機能は無効にしています→「ペンの描き心地を優先してタッチ機能を無効化しました等」　ペンの追従性、ペン先のズレ、見え方など問題ありません。　ペン先とポインタのズレは少しありますが、使っていれば慣れます。　今までずっと、仕事用のイラストは下書きから仕上げまで、すべてCintiqで作業してきました。　紙と鉛筆は長らく使っていません。　「Cintiq Pro 13」になってもイラスト制作工程は一緒です。　描き心地が良くなったぶん、今までよりもちょっとだけ快適に作業できてます。

動画を撮って気づいたのですが、手を置くと筐体がすこし沈んでますね。　実際に作業してるときはまったく気づきませんでした（汗）

モニターが高精細（画面サイズは小さいのに画素数は多い）になったのせいか、画像ファイルを100％（等倍）以上に表示しても粗が目立ちません。　今までのCintiqだったら画像を100％以上に拡大するとピクセルが目立ってすぐわかったのですが、「Cintiq Pro 13」はそれがとてもナチュラル。　気づくと100％以上に拡大表示して作業してることも多々あります。

Photoshopのアイコンがすごく小さいです！＞＜　（4mm程度！）　作業はできますが、私にはギリギリです。　ここ（13.3インチ、1920×1080ピクセル）が限界かもしれません。　これ以上高精細なモニターだと、アイコンやボタンがもっと小さくなり、ミスタッチが増えて逆に作業効率が下がりそうです。　4K表示対応、15.6型液晶タブレット「Wacom Cintiq Pro」は大丈夫なんですかねえ？

便利キーなどは別途購入

作業効率を上げるために「プログラマブルテンキー NT-19UH2BK」を購入しました

「Cintiq Pro 13」には物理的な便利キーの類は一切付いていないので別途「プログラムテンキー」を購入しました。

SDカードスロットがなにげに便利

右側にSDカードスロットが付いてます。　手元にSDカードスロットがあると便利ですね。

ウェブ閲覧や動画再生

ノングレア（つや消し）液晶なので派手さはないのですが、色味、発色は良好です。　ネット上の画像などの見栄えもいい感じです。　ただ液晶の応答速度が30 msと遅いので動画再生はしんどいですねえ。　動きの少ない動画は大丈夫ですが、動きが激しい動画は観ててクラクラします。

不具合

人感センサーでも付いているの！？ってくらい部屋の特定の場所を人が通過すると、モニターの画面が消えます。　ケーブルの接触不良などを疑ってますが、原因は未だ不明です（ケーブルを引っ張ってみたのですがそれだと画面は消えません）。　ちなみにここ数日は発症してません。　このまま何事もなかったように消えてくれたらありがたいんですけどね。

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